我が家は新築にした際、お風呂はタカラスタンダードの「リラクシア」にしました。工務店の方で新築のお家に限りビルダー向けの「リラクシア」を推奨されたため、お値段も安くなるので、特にオプションなどもせずそのまま標準のものを選びました。しかし実際に使用してみて後悔した点は、風呂の床が冷たいことと、浴槽がホーローでなかった点が失敗したかなと思いました。ビルダー向けの一番低価格なものなので、それなりという気もしました。しかし、古い昔ながらのアパートのようなお風呂よりは全然設備の面では充実しています。我が家の失敗ポイントと、リラクシアの特徴などをお伝えします。
タカラスタンダート・リラクシア失敗した点は?
我が家は新築にした際、お風呂をタカラスタンダードのビルダー向け商品の「リラクシアPタイプ」にしました。失敗したなと思う点は、
・浴槽がホーローではなかったことです。
ビルダー向けとは?
ビルダー向け商品とは、選ばれたハウスメーカーの新築住宅でしか販売できない商品のことで、一般向けの商品が、同じ機能で価格が30%OFF程度で購入できる商品の事です。新築に限り適応できます。
新築ならではの特権と、低価格で買えるということもあり、リラクシアにしましたが、風呂の床が思っていた以上に冷たかったことと、お風呂の浴槽がホーローではなかった点が後悔しました。
リラクシアはビルダー向けの一番低価格の商品です。リラクシアの標準機能を見ていきましょう。
リラクシアの標準機能
リラクシアの標準の機能・設備は次の通りです。
ホーロークリーンパネル
リラクシアのお風呂の室内の壁は浴槽以外が全部ホーローでできています。ホーローなので、水アカなどの汚れが染みこまず、湿気に強いから、お手入れ簡単です。
実際に、6月の梅雨のシーズンでも、お風呂には、ほとんどカビが発生することはありませんでした。多少のお掃除のサボりで、うっすらとした赤いカビのようなものがついた時はありましたが、そんなに真面目にお掃除を頑張っていなくてもカビは発生しませんでした。風呂掃除が苦手な私にとったらとても楽です(笑)
特にコーティング剤の所にカビが発生しやすいですが、ほぼカビは発生していません。換気機能も付いていたこともありますが、風呂掃除をサボると梅雨のシーズンなどは、すぐにカビてしまいますので、掃除の面では本当に楽チンですね。
新築にする前にアパートに住んでいたころは天井にも黒いカビが発生してしまったことがありましたが、天井や側面の壁にはほぼカビは発生していません。(24時間換気をしていたせいもあります。)
床の角や、浴槽の側面の下側の部分にはカビは付いていました。(あまり見えない所なので見逃しがちです)
マグネット収納
リラクシアのお風呂の壁はホーロー素材です。壁のすべてにマグネットが使用できます。
専用のマグネット収納などを使えば、シャンプーも掃除道具も、壁にペタッと収納できます。フックやタオルハンガーに掛けて収納できるので、水切れも良く、清潔に保つことができます。
タカラスタンダードのお風呂の代名詞、ホーロー素材ならではの、マグネットを使用できるのがポイントです。タカラにはマグネット収納のグッツも色々あるので活用すると便利ですね。
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このような風呂フタのフックがありますので、マグネットで収納できます。風呂の掃除や、夏場などシャワーしか使わない時は場所も取らないのでこのようにして収納できるので便利だと思います。タカラならではの壁がホーローだからできます。(こちらは別売りです)
シャワーの位置の調整
シャワーの位置をお好きな高さに調整することができます。
大人と子供では椅子に座った時も、立った時でもシャワーの位置って違いますよね。昔のお風呂は2段階の調整しかできないタイプが多いですが、好きな高さに調整可能なので、ペットのシャンプーなどの時にも便利ですね。
(若干高さを移動させるのが固いのでやりにくいです)
お風呂の壁のパネルを変えられる
リラクシアはお風呂の壁の一面を、お好きな柄に変えることができます。
基本の色は白ですが、一面の壁のパネルだけでもデザインを変えるとお風呂の雰囲気もだいぶ違って見えますよ。お好きなパネルでお風呂のデザインを楽しむことができます。
どこでもスピーカー
お風呂の壁がマグネットを使用できるので、どこでもスピーカーを取りつけることができます。
Bluetoothで接続できるので、スマートフォンやパソコンからも接続できます。どこでもスピーカーの本体は別売りです。(我が家は皆、長風呂でないので使用していません。)
高断熱浴槽
浴槽と風呂フタ両方に保温材を使用しています。
浴槽は高断熱浴槽と、風呂のフタには保温材を使用している為、お湯が冷めずらくなっています。リラクシアには、PとJがあり、我が家はJタイプでしたが、お風呂のフタは、ジャバラ式のタイプだった為、特に保温効果もなかったように思います。
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地震に強い
震度6にも耐えられる!
浴室パネルは、パネル同士をしっかり金具で固定しているので、長年の使用にも耐える丈夫な構造です。フレーム架台は、地震の揺れにも負けない頑丈さを備えています。
以上が「リラクシア」の標準装備です。リラクシアには、PタイプとJタイプがあり、多少の違いがあります。
リラクシアJの使ってみてわかった我が家の感想
我が家はビルダー向けの「リラクシアJタイプ」のお風呂にしましたが、実際使ってみてわかったことをお伝えします。
・浴槽の素材がFRP素材だったので、追い焚き機能を使わなければお湯は普通に冷める
床が冷たい
我が家は3月の末に家が完成しましたが、3月は我が家の地域はまだまだ寒いです。最初にお風呂に入った時、床が思った以上に冷たいと感じました。シャワーでお湯を流して温かくするか、マットを引かないと素足だと冷たいので、冬場は更に冷たいと感じるのと思います。冬場はマットを引き寒さ対策をしようと思います。
床を温かくしたいのであれば、オプションで床の素材を変えるか、ガス温水式床暖房にすると床の冷たさを回避できるようです。我が家はオール電化の為、ガス温水式床暖房は使用できません。
※タカラスタンダードのお風呂のランクで、プレデンシア、レラージュが床暖房の対象となります。
追い焚きしなければお湯が冷める
リラクシアのお風呂は、お風呂の壁は全部ホーローですが、浴槽はホーローではありません。浴槽の一般的なFRP素材です。ですのでお湯は普通に冷めていきます。
繊維強化プラスチックを使用しており、 ガラス繊維と樹脂を用いて作られています。
リラクシアの浴槽は、高断熱浴槽を使用しており保温剤なども使用してはいますが、それでもお湯は冷めていきます。我が家は3人暮らしですが、3人目の人が入る頃は沸かしたての時間より、1時間半は経過している為、かなりぬるくなっています。追い焚きしなければぬるいですね。
タカラスタンダードには、浴槽がホーローのタイプの「プレデンシア」というクラスのお風呂がありますが、本体価格がとても高くなります。1坪タイプで本体価格だけでも、100万円以上はしてしまいますので、リラクシアより3倍のお値段になってしまいます。
しかし、プレデンシアは浴槽がホーローなのでお湯が冷めにくく、追い焚き要らずというメリットがあり、冬場の光熱費はかなり節約になるのではないでしょうか。
プレデンシアは、本体価格だけでも高いですし、それに設置料などの工賃が掛かると、150万くらいはしてしまうと思います。そうなると予算的に厳しくなってきますが、お湯が冷めずに快適にお風呂時間を過ごしたいとお考えのお家は、ホーローの浴槽も検討してみてもいいと思います。
ランクが上がれば、設備や機能も快適になったり、ストレスのなくお風呂タイムを過ごせます。光熱費の面でも、長い目でみたら節約できますよね。各お家によって、どこにこだわるかですが、お値段が安いからといって決めるのも後々後悔することになりますし、直ぐに取り換えることはできませんので、何を重視するかを考えお風呂のランクを決めることをお勧めします。
おわりに
我が家がタカラスタンダード「リラクシア」で失敗したかなという点は、
・お風呂の床が冷たかった
・浴槽がホーローでなかった
浴槽は、タカラスタンダードと言えば浴槽もホーローだと勘違いしていましたが、浴槽の素材はFRP素材でした。ですので、寒い季節は普通にお湯が冷めます。床も標準クラスのものだったので3月の時点ではとても冷たかったです。
この2点が失敗したかなという点です。
床はマットを敷いて寒い時期は対策しようと思います。浴槽の素材は標準クラスのFRP素材のものでしたが、追い焚き機能も使ってはいましたが、我が家はオール電化にしたことにより、以前住んでいたプロパンの頃より大幅に光熱費を節約することができました。