我が家は4LDKの平屋を新築で建て、リビングは勾配天井にしました。勾配天井とは、屋根の傾斜を利用して天井の高さを一般的な天井の高さを高くすることができます。1階建てならではできる天井の形態です。実際暮らすようになっての、メッリット、デメリットがあるのがわかりました。メリットとしては、なんといっても解放感です。リビングの広さは14.5畳で、それほど広いとは言えません。狭くても勾配天井にしたことにより、14.5畳以上の広さと空間、解放感を感じられます。対面キッチンからリビングを見渡した空間は充分満足のいく仕上がりに完成できました。
逆にデメリットとしては、高さがある事により空間が広い為、音が響きやすいという事と、空間が広いので、真冬は寒いです。ファンのある暖房器具でないと、部屋が温まるのに時間が掛ります。この記事では我が家が天井高にし、実際暮らしてみてわかったメリット・デメリットをお伝えします。
勾配天井のメリット
我が家は平屋の一軒家を新築しましたが、リビングを勾配天井にしました。勾配天井のメリットは、なんといっても開放感です。リビングの広さは14.5畳でそれ程広いとは言えませんが、勾配天井にしたことにより、14.5畳以上の広さを感じることができます。
キッチンは対面式なので、キッチンからリビングを見渡した空間は、思っていた以上の開放感で、とても満足のいく仕上がりでした。各部屋の中でもお気に入りの空間です。
勾配天井の高さは一番高い所で4m50㎝程の高さがあります。一般的な天井の高さは2m20~30㎝位ですので、一番高い所は一般的な天井より、約2倍近い高さがあります。平屋ですので、家根に沿い傾斜に沿い勾配天井になっています。低い所は一般的な天井の高さと同じです。
勾配天井にすると、高さがあるので、暖房効果も気になるところですが、屋根裏にも断熱材、窓も高気密なガラスを使用し断熱には少しお金をかけました。現代の家の造りは高気密設計な為、石油ファンヒーターで部屋を暖めても充分に勾配天井のリビングでも温まりました。
6畳~8畳用の石油ファンヒーターを使用していたのですが、それでも充分温まりました。天井にはプロペラを設置し、部屋全体に暖かい空気が広がるようにしました。
余談ですが、母が2DKの昔ながらの古い作りのアパートに住んでいますが、母のアパートに行ってから我が家に帰ると、やたらリビングが広く感じます。リビングの広さももちろんあるのですが、勾配天井にしたことにより、その開放感は、まったく違い優雅な気分になります。
今まで私もアパート暮らしをしていましたので、この勾配天井の開放感は平屋だからこそできるメリットだなと感じています。本当に勾配天井にしてよかったと思います。
勾配天井のデメリット
勾配天井にしてデメリットだなと感じた点は音が凄く響きやすいことです。最初にリビングにテレビを置いたのですが、音が響きやすく各部屋にまで音が響いてしまい、煩いのでリビングにはTVを置くことを止めました。
リビングに続く和室にTVを置いたら、TVの音は響きませんでした。和室は一般的な天井の高さの6畳です。キッチンは対面式キッチンにしましたが、料理をする音や茶碗を片付ける音、話し声なんかも意外と響きました。
我が家は、リビングにあまり物を置かないようにしていたので、余計に音が響いてしまったのかもしれません。家具などが増えたらもう少し音は響かなくなるかもしれません。
間取りもリビングの隣が寝室だと音が気になってしまうので、押し入れを挟むとか収納をスペースを挟むなどして、リビングと壁一枚の間取りにはしない方がいいかもしれませんね。
自分の部屋で、TVや音楽を聴いていたらリビングからの音はそれほど気にならないかもしれませんが、無音状態だと音が響くのが気になります。
もう1つのデメリットは、冬場は勾配天井ですと空間が広いですので寒いです。我が家は石油ストーブと、石油ファンヒーターの両方使用していましたが、ファンがない石油ストーブですと温まりの効果はあまりありません。本格的な寒さの季節、12月~2月は石油ファンストーブでないと温まりません。
石油ファンストーブでしたら、小型サイズのものでも、一気に部屋が温まりました。因みに我が家は、14畳ほどの勾配天井のリビングですが、8~10畳用の小型の石油ファンヒーターを使用していましたが、これでもかなり温かくなりました。
ファンのない灯油ストーブ1台では、冬場は厳しいかと思います。我が家は、やかんを置いたり、鍋を暖めたりという目的で使用していました。部屋全体が温まるのもかなり時間が掛ります。
まとめ
勾配天井のメリットは
・開放感がある。
・実際の広さよりも広く感じる。
勾配天井のデメリットは
・音が響きやすい
・冬は寒い(ファンヒーターや、石油ファンヒーター必須)
以上が、我が家が平屋の4LDKの間取りでリビングを勾配天井にし、実際に暮らしてみて感じた感想です。勾配天井は、家族全員の希望だったので、まったく後悔していなく、とても広々とした空間がとても気に入っています。
勾配天井の間取りの家に住んだことがなかったので、実際音が響きやすいことがわかりました。我が家は長方形の平屋だったので、間取りの関係でリビングの音が目立ってしまったのかもしれません。コの字型の平屋や、凹凸のある間取りでしたら、各部屋への音の響きはもう少し解消されるかもしれません。
暖房効果もファンヒーターなら温まります。しかしファンのない煖房器具はあまり暖房効果は期待できません。10月、11月ならまだファンなしの暖房でもいいかもしれませんが、真冬はエアコンや、石油ファンストーブ、などの暖房器具が必須です。
平屋だからこそ、リビングなどのお部屋を勾配天井にできるので、広い空間を希望のお家は勾配天井はとてもお勧めです。アパート暮らしからの勾配天井の空間は、本当に平屋の家を建てて良かったなと感じる点でもあります。